「アクション・ペインティング」
今回は、デスクトップ・アクション・ペインティング装置。
前回に引き続き、非実用的なモチーフ。
ここで最初から、いちおう言い訳をしておきたい。
個人的に、アートやアーティストに対してドラマチックさや
魔法的な謎を楽しむみたいな幻想を抱いたりしない。
(キラキラボカシ加工を施したりいい匂いをさせたりする気はない)
偶然とか意外性とかいう言葉を使ったりすると
真摯な現代アートの人におこられるぞ、と考えている。
さて
本誌に掲載されているものはコレ。(展開図を200%拡大して作れる)
外カバーが半分だけ紙なのは、なぜかって?
最初は全部透明塩ビ板で作っていたけれど
本誌はモノクロなので、透明だとわかりにくいかなと思ったのだ。
撮影して楽しみたい人は紙で作ってみるといいかもね。
次の写真は、その、透明プロトタイプ。
ホイール・ツマミ・ワッシャー以外は
全て透明塩ビ板で制作したもの。
絵の具トレーは、絵の具漏れ防止のテストでアルミホイルで包んでいる。
(本誌の展開図を400%に拡大するとこのサイズで作れる)
絵の具トレーに絵の具を入れているところ。
外カバーをセットしたところ。
底カバーと絵の具トレーのスキマに、外カバーがセットされている。
浮いて見えるが...
段ボールを敷いて絵の具トレーの高さ調節をしている。
回してみたところ。
天フタをあけるとこんなかんじ。
この装置の安全な凶悪さを堪能してほしい。
[おまけ]
アイデアスケッチ。ラップとかトレーとか、紙の位置が違ったり。
コレを編集部の人がみてゴーサインを出すってのも
けっこうナイフエッジを歩いてますねという気がしてくる。
それではまた次回。
子供の科学2022年5月号に記事と展開図が掲載されていますので
ぜひお買い求めください。